[洋画] ひとりぼっちの青春 (ジェーン・フォンダ/マイケル・サラザン/DVD-ISO/4.14GB)
シドニー・ポラック監督の初期代表作『ひとりぼっちの青春』は、たとえようもなく哀しい青春映画である。その哀しさは声を上げて号泣するというものではなく、じっと見つめることで絶望的な気持ちが胸にこみ上げてくる、そういう類のものである。 大恐慌真っただ中の1932年。職もなく金もない明日の食べ物にもこと欠く人たちは、生き残る術としてダンス・マラソンに参加した。参加した競技者たちはとにかく踊り続けなくてはならない。最後の1組になるまで何日間もダンスは続き、勝者には賞金1500ドルが与えられる。かくしてさまざまな男女の運命を背負った、残酷なイベントが開始された…。 なぜこの映画がかくも哀しいかと言えば、最後の1組を目指して踊り続ける参加者たちだが、結局数日間のダンス・マラソンにかかった費用は勝者が負担することが決められており、賞金はほとんど手元に残らないこと。にも関わらず、ラストシーンに至ってもまだダンス・マラソンが続いていることである。（斉藤守彦）
[洋画] ひとりぼっちの青春 (ジェーン・フォンダ/マイケル・サラザン/DVD-ISO/4.14GB) ...
No comments:
Post a Comment